資金調達で稼げるの?!
こういった疑問にお答えします
2024年3月にビットコインが約600万円から約900万円の40%以上の上昇しました。ETF承認の影響と言われていますが驚きの値上げ幅です。
その後、ビットコインは1000万円を超えました。
- 先物を売ると資金調達がもらえる
- 現物+先物でリスクヘッジができる
- キャッシュ・アンド・キャリーという投資法がある
この急激な上昇により、先物の価格が現物の価格より高くなり、キャッシュ・アンド・キャリーで稼げるかもしれないと思いました。
そこで今回はキャッシュ・アンド・キャリーの仕組みを解説する記事を書きました。
キャッシュ・アンド・キャリーとは?!
キャッシュ・アンド・キャリーとは、現物市場と先物市場の間の価格差を利用する裁定取引のやり方です。それではキャッシュ・アンド・キャリーについて簡単に説明しておきます。
- 無期限先物を売れば価格調整額がもらえる
- ただし、先物を売るだけではリスクが大きい
- よって、【現物買い+先物売り】の状態を作れば上げ下げは関係なく価格調整額だけが利益になる
ビットコイン無期限先物を売れば価格調整額がもらえるのですが、それだけではビットコインが大きく上がれば損失が大きくなります。
そこで、同じ日時にビットコイン現物を買い、ビットコイン無期限先物(レバ1倍)を売ります。この状態ならビットコインが上がっても下がっても利益も損失も出ません。
利益も損失も出ないのなら意味がないのではないか?!そう思われるかもしれませんが、無期限先物を売っているので価格調整額がずっと入ってきます。
これがキャッシュ・アンド・キャリーの簡単な説明です。
現物と先物では価格が違う
価格調整額やキャッシュ・アンド・キャリーは仮想通貨だけの話ではなくGMOクリック証券のCFDでもあります。ただし、仮想通貨の方が利益率が高いのです。
CFDだと年利4%くらいですが仮想通貨は最低でも年利10%、高いもので年利200%を超えます。
これは、先物の方がプレミアム(期待値)があるため現物より価格が高いのを利用した投資法です。今回のビットコインの上昇により現物と先物の価格がより離れたのでアービトラージ(裁定取引)のチャンスが広がったということです。
先物を売れば価格調整額がもらえる?!
先物を売れば価格調整額が受け取れます。しかし、どんな先物でも売ればいいわけではなく、無期限先物でないと価格調整額はもらえません。先物には「期限あり」と「期限なし」があるので注意する必要があります。
下の図は「GMOクリック証券」から引用した画像です。
GMOクリック証券のCFDでは、先物を無期限にするためこのような仕組みと取っています。これは仮想通貨でも同じです。
コンタンゴとバックワーデーションで注意が必要
下の図はJPX(日本取引所グループ)が公開している図です。
コンタンゴとは先物の価格が現物よりも高い状態を意味します。ほとんどがコンタンゴで、毎日少しずつ現物に寄せて下落します。
一方、バックワーデーションというのがあります。これはコンタンゴとは逆で、先物が現物よりも安い状態です。地震やコロナなどで現物が大きく下落したときにバックワーデーションになります。
先物売りは、コンタンゴ時は買い方から調整額を受け取れますが、バックワーデーション時は逆に支払うことになります。
しかし、バックワーデーションは一時的なものでしばらくするとコンタンゴに戻ります。
キャッシュ・アンド・キャリーのやり方
それでは、キャッシュ・アンド・キャリーのやり方を説明します。やり方は簡単でKuCoinにアクセスするとわかりやすいでしょう。
下の図を見てください。KuCoinにはすでに裁定取引のサービスがあります。
- ポートフォリオを選択
- 現物を買う、先物を1倍で売る
見ての通りAPYが200%を超えています。ここで注意点ですがこのAPYをよく変動します。高いAPYのコインはあまり有名でないことが多いため避けた方が無難です。
有名なコインでもAPY100%を超えています。比較的有名なコインの方が変動が少ない印象なので、KuCoinで裁定取引をする場合は取引量の多い有名なコインをおすすめします。
まとめ
仮想通貨はいろいろな投資法があります。取引所ごとに投資できる商品が異なり、「Bybit」「KuCoin」「Bitget」の海外仮想通貨取引所の口座が良いでしょう。
取引所からはメールで限定の投資案内が届きます。投資のチャンスを逃さないためにも最低限の口座開設を済ませておくとすぐに稼げるかもしれません。
払いたくない